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<チェルノブイリ>医師派遣協力求め25日に報告会 広島(毎日新聞)

 旧ソ連・チェルノブイリ原発事故の被害者支援を続ける広島県府中市の市民団体「ジュノーの会」が25日、同市内で被ばく者の手記朗読など報告会を開き、活動への協力を訴える。事故は26日で発生から24年。同会が19年間続けた医師派遣は資金不足で昨年から中断しているが、甲斐等代表(59)は「現地で今も多くの人々が救いの手を待ち望んでいる」と、派遣再開への協力を呼び掛けている。

 同会は、戦後の広島に大量の医療物資を届け、被爆者治療にも取り組んだスイス人医師マルセル・ジュノーさんにならい、世界中のヒバクシャ救援を目指して80年代末に発足。チェルノブイリ事故の被害者支援に取り組み、これまでに延べ約200人の医師を現地に派遣し、甲状腺がんなど1000人以上の患者を診療した。

 また、広島の被爆者の現地訪問にも協力。98年ごろ同会と一緒にウクライナに行き、現地の学生や主婦らに被爆体験を語った久保浦寛人さん(85)=広島市東区=は「事故と戦争という違いはあれど、原子力の恐怖を味わう点では同じ。高齢の私が生き続けていることに希望を抱いた様子だった」と振り返る。

 しかし、会の財政を支えてきた都内の企業が「一定の役割を果たした」と08年に資金援助を終了。1回あたり400万~600万円という医師の派遣費用の確保が困難になり、同年を最後に派遣を中断した。その後も、現地の互助組織支援や医薬品代として年約150万円を送っているが、甲斐代表は「患者の病状は進むのに、支援は手薄になり、心苦しい。一刻も早く医療救援を再開させたい」と話している。寄託は郵便振替01370・0・29460でジュノー基金へ。問い合わせは甲斐代表(0847・45・0789)。【豊田将志】

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